アフラック徹底分析

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【アフラック】がん保険「WINGS」「Days1」の違いを徹底分析!

 アフラックの「「生きる」を創るがん保険WINGS」「生きるためのがん保険Days1」との違いを徹底的に分析していきます。一番最近発売されたのが「WINGS」ですが、「WINGS」は「Days1」の完全上位互換というわけではありません。最近のアフラックは2パターンのがん保険を同時に販売する手法を取っております。

・生きるためのがん保険Days→新 生きるためのがん保険Days→生きるためのがん保険Days1

・生きるためのがん保険Days1 ALL-IN(オールイン)→「生きる」を創るがん保険WINGS

といった販売系列です。

 それぞれに強み弱みがあります。これからアフラックのがん保険に加入するのであれば、それぞれの違いは把握しておいたほうが良いでしょう。

 WINGSとオールインの違いについては上記記事でまとめています。

「WINGS」「Days1」の違い

1、治療保障の内容が異なる

 一番重要な点です。

 まず、WINGSは治療保障がまとまっています。具体的には、治療給付金を10万円と設定したとします。WINGSでは、「手術、放射線治療、抗がん剤・ホルモン剤治療、緩和療養」のいずれかを受けた月毎に10万円を受け取れます。

 一ヶ月の間で「手術、放射線治療、抗がん剤治療」を複数受けた場合でも受け取れる金額は10万円です。

 次に、Days1はそれぞれの治療ごとに保障を受け取れます。仮に手術・放射線治療を10万円、抗がん剤治療を10万円と設定したとします。「手術、放射線治療、抗がん剤治療」を同じ月に受けた場合でも10万円×3=30万円を受け取れます。

 上記だけを比較するとDays1よりWINGSの方が良い!となりますが、単純な比較はできません。治療保障を一つにまとめている分、WINGSの方が保険料を安く抑えられるケースが多いです。

 Days1の放射線治療は60日に1回を限度に回数無制限ですが、WINGSの放射線治療はあくまで「治療を受けた月毎」に受け取れます。

 また、Days1の「抗がん剤・ホルモン剤治療」は「10年更新」のため更新の都度に料金が上がっていく可能性があります。特に男性は料金の上り幅が大きくなる可能性が高いです。WINGSの治療給付金は更新がない「終身」を選択可能です。抗がん剤・ホルモン剤の保険期間「終身」を選択できるのは大きなメリットです!細かな違いは他にもあるため、一概にどちらが良いとは言えません。

 メリット・デメリットがあります。

 Days1は、治療ごとに保障を受け取れるため大きな保障を受け取れる可能性が高いです。しかし、全て同じ金額で保障額を設定すると保険料が大きくなります。

 WINGSは、治療保障を一つにまとめているため保険料を抑えることが可能です。高額療養費制度で一月当たりの自己負担額を抑えることができることを考慮すると合理的です。

保障を大きく受け取りたいのであればDays1!

合理的に保険料を押さえたいのであればWINGS!

といった感じですね。

 また、自身が入っている保険に合わせてプランを設計するかしないかでも、どちらが良いかは変わってくるため下記も参照。

2、自由設計の自由度の違い

 パンフレット通りのプランで申し込む場合はあまり関係ない話です。ただ、自分でプランを組み立てる「自由設計」プランを選択した場合は注意が必要です。

 Days1は治療保障を付加した状態でないと申し込みできません。かつ、医療保険に手術の保障が付いているから手術の保障だけを外して料金を安くするということはできません。

 診断給付金100万+入院1万+通院1万といったシンプルなプランでは申し込みはできません。左記+治療給付金〇〇万(最低5万円)の付加が必須です。

 WINGSは、治療保障を外すことができます。例えば医療保険に加入しているため保障が被る「手術・放射線治療」を外したいと思った場合は外すことが可能です。

※プランによっては外せないケースもあり。

 例えば、診断給付金100万+入院1万+通院1万+抗がん剤・ホルモン剤10万といったプランでも申し込み可能です。Days1の方が比較的自由度が高めですね。

3、「WINGS」には女性がん特約がない

 上記2点は良し悪しがありますが、この点はWINGSの残念な点です。WINGSにはDays1にある「女性がん特約」という特約がありません

・女性がん特約

 女性特定ケア給付金(悪性新生物の治療目的で乳房観血切除術、子宮全摘手術、卵巣全摘手術を受けたたとき)20万円。

 乳房再建給付金(上記給付金が支払われる乳房観血切除術を受けた後に乳房再建術を受けたとき)50万円。

※詳細はWEB約款等を確認願います。

 女性の方で上記の女性がん特約を付加したい場合は、WINGSは選択肢から外れてしまいます。男性の方は付加できない保障のため関係のない特約です。

4、がん経験者向けがん保険の取り扱い

 WINGS、Days1共にがん経験者でも健康状態等に問題がなければ契約できる可能性があります。

しかし、がん経験者向けDays1は加入方法に注意が必要です。電子申込書を作成してもらい申し込みをするか、保険ショップなどに出向きタブレット等を用いて申し込みするという方法でしか契約できません。

 がん経験者向け「Days1」「WINGS」共に紙の申込書を取り寄せて提出するという方法でも申し込み可能です。

 ※現在は「Days1」「WINGS」共に電子端末での申し込み、紙の書類での申し込みどちらにも対応しております。

 料金が割増されるという点や健康状態に加入できないという点は考量する必要がありますが、がん経験者でもアフラックの最新のがん保険に加入できる可能性があるというのは大きいですね。

 がん経験者は、他社含めて「がん一時金」保障を付加できないケースが多いため、がん経験者でも「がん一時金」保障を用意している点は驚きでした。

5、WINGS、Days1どっちが良いか

 これは難しい・・・。

 完全に好み次第になります。

 保険適用外の診療やがん遺伝子検査を保障する「特定治療保障特約」はどちらでも付加可能です。昨年までは、Days1には「特定治療保障特約」は付加できませんでした。現在は、女性がん特約以外の特約はどちらでも付加可能です。

 一番大きなポイントとしては、治療保障を付けるかどうかです。ここが一番大きな違いです。

 「医療保険に加入しているため手術・放射線特約は要らない!」「抗がん剤保障も副作用が気になるし要らない!」

というのであれば、Days1の自由設計プラン。

 「高額医療制度を考慮しつつ治療保障は最低限持っておきたい!」

というのであれば、WINGS。

 「女性特有のがんが気になるため女性がん特約が欲しい!」

というのであれば、女性がん特約を付加したDays1一択。

 自身の好みに合わせて選択しましょう。