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【アフラック】死亡保険「どなたでも」を評価!メリット・デメリット

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 アフラックの無選択型死亡保険「どなたでも」を評価します。アフラックの死亡保険といえば、「かしこく備える終身保険」がメイン商品です。「どなたでも」は健康状態が良くない等の問題で「かしこく備える終身保険」の加入ができない方向けの商品となっています。

どなたでもの特徴

 満40歳から満80歳までの方であれば、健康状態にかかわらず告知不要で加入ができる死亡保障です。保険料は加入時から上がることがなく、保険期間も終身で一生涯保障されます。一般的な終身の死亡保険ですね。

 掛け捨てではなく解約払戻金があります。

 また、契約年齢・性別によって最低保険料が設定されています。月々の保険料は2千円から千円単位で設定可能。比較的若年層の方は月額2千円から申し込み可能です。

どなたでものメリット

1、健康告知不要で加入できる

 「どなたでも」の名前負けしていない商品です。他社の死亡保障を断られた方であっても加入しやすい死亡保障となっています。極端な話、がんで抗がん剤治療中や脳梗塞で入院後退院したばかりという状況であったとしても申し込み可能です。

※生活保護受給者や反社会的勢力との繋がりがある方等、一次選択上加入ができないケースはあります。

 「死亡保障を持っていないため亡くなった時の保障がとにかく欲しい」「健康状態に大きな不安があるが死亡保障を残しておきたい」というニーズを満たした保険となっています。

2、災害死亡時の死亡保険金額4倍

 どなたでもの最大の長所といってもいいのではないでしょうか。不慮の事故・所定の感染症で亡くなった場合、通常の死亡保険金額の4倍の保障を受け取れます。新型コロナウイルス感染症」を直接の原因として亡くなられた場合も同様です。

※アフラックHP参照。2023年8月現在、上記認識で間違いないようです。医療保障に関して、大幅な給付金支払い条件厳格化がありました。死亡保障部分に関しては「新型コロナウイルスによる死亡」は「災害死亡」として取り扱い継続の様子です。

 どなたでものような無選択型死亡保障に加入する方は何かしらの健康不安を抱えている状態かと思います。今後コロナのような新しい感染症が発生した場合、同様に災害死亡保険金の対象になる可能性があります。感染症にかかってしまった場合のリスクも大きいでしょう。他社の無選択型死亡保障と比較した際に「どなたでも」を契約するメリットはこの部分が大きいかと思います。

どなたでものデメリット

1、保険料が高い

 通常の死亡保険と比較すると料金が高いです。通常の死亡保険に加入ができない方が集まる保険のため、仕方のない部分はあるかと思いますがコストパフォーマンスは良くありません。他社の死亡保険を含めて「標準型終身保険」「引受基準緩和型終身保険」に加入できないかを確認したうえでの最後の砦として考えると良いでしょう。

2、免責期間

 2年間の免責期間があります。2年以内に病気や老衰等で亡くなった場合は既定の死亡保険金ではなく、払込保険料のみ支払われるという仕組みになっています。例えば、月払い5000円で1年後に病気で死亡した場合は6万円のみ死亡保険金として支払われるという仕組みです。払った保険料が戻ってくるため損はしていませんが、「どなたでも」の保険料を考えると2年間の免責期間は長いように感じます。この点も考慮して検討する必要があるでしょう。

まとめ

 言えることは一点。他の死亡保険に加入ができないかを確認したうえで、加入ができなかった場合に初めて検討するべき保険ということです。告知無しで入れる死亡保険ということもあり条件は良くありません。他の保険を検討せずに適当に入っておけばいい保険というものではありません。

 ただ、災害死亡時の死亡保険金額が4倍というのは魅力的です。他社の無選択型死亡保険と比較すると明確なメリットがあります。

メリット・デメリットが分かりやすい保険ですね。