アフラック徹底分析

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アフラックの歴代がん保険まとめ!過去商品の確認用メモ

 今回はアフラックの歴代がん保険をまとめました。アフラックが日本でがん保険を発売してから40年程経ちます。その間、医療事情に合わせて様々な特徴を持つがん保険が発売されてきました。販売順に特徴を記載してまとめていきます。

歴代アフラックのがん保険まとめ

がん保険

  アフラックが日本で初めて発売したがん保険です。名前もシンプルに「がん保険」40年以上前に発売された商品なので現在契約している人は少ないでしょう。保障内容としては「入院給付金」「死亡保険金」のみというシンプル設計。死亡保険金は65歳で半額となります。また、がん(悪性新生物)を直接の原因として死亡しなければ受け取れません。個人契約・家族契約どちらか選択可能。

新がん保険

 初代がん保険からバージョンアップした後継商品です。保障内容としては「入院給付金」「在宅療養給付金」「死亡保険金」「死亡払戻金」となっています。こちらも初代がん保険と同じく家族契約が可能な商品でした。個人契約・家族契約選択可能。

 昔の保険は〇〇日以上入院しなければ入院保障が受け取れないという商品も多々ありますが、新がん保険は入院1日目から保障されます。一口あたり1日1.5万円(家族は1日1万円)の入院保障が受け取れます。昔は、がん=入院治療の時代だったので入院保障が手厚いのが特徴ですね。

 在宅療養給付金が付いていますが、20日以上の入院後の在宅療養が対象となります。いまでいう緩和療養給付金のようなイメージです。死亡保険金は150万円(家族は100万円)、がん以外の死亡が対象の死亡払戻金は15万円(10万円)となっています。家族契約の場合は、本人および配偶者が死亡したときに支給されます。「死亡保険金」「死亡払戻金」は65歳以降半額保障。

 契約内容や解約時期によっては大きな解約払戻金を受け取れることがあります。お宝保険と言われる所以ですね。

スーパーがん保険

 新がん保険から一新。スーパーがん保険からは現代のがん保険に似通った保障内容となりました。保障内容としては「診断給付金」「入院給付金」「在宅療養給付金」「通院給付金」「死亡保険金」「死亡払戻金」。この商品も個別契約・家族契約選択可能でした。家族契約の場合は家族分の保障は6割となります。

 「入院給付金」「在宅療養給付金」以外の保障は65歳以降半額となります。通院給付金が付加されたのは今回のがん保険からです。しかし、通院保障は「在宅療養給付金」と同じく20日以上の継続入院が必要です。最近はがんでも長期入院が少なくなりましたからね。通院保障が付いてはいますが不安が残ります。ちなみに、新がん保険b型=スーパーがん保険です。

 新がん保険とスーパーがん保険に付加可能な医療保障の特約「特約MAX」については下記でまとめています。

21世紀がん保険

 アフラックで「上皮内新生物」が保障対象となったのが21世がん保険からです。スーパーがん保険までは「悪性新生物」のみ保障対象となっています。また、複数プランが用意されるようになったのも特徴です。

 保障内容としては「診断給付金」「入院給付金」「手術給付金」「がん・高度先進医療給付金」「通院給付金」「特定通院給付金」「在宅療養給付金」「在宅緩和ケア初期給付金」「在宅緩和ケア給付金」「死亡保険金」「健康支援金」となっていますが、プランによって保障内容が大幅に異なります。上記は「スペシャルプラン」に健康祝い金を付加した最上級のプランです。

 家族契約を選択できるのは21世紀がん保険まで。これ以降のがん保険は全て個別契約となります。上皮内新生物が保障対象化+65歳以降も満額保障となったのは大きいです。通院保障も強化されましたが、通常の「通院給付金」は5日以上の継続入院後の通院が保障対象な点は注意が必要なポイント。

がん保険f(フォルテ)

 21世紀がん保険から更にバージョンアップ!保障内容は「診断給付金」「ライフサポート年金」「入院給付金」「手術給付金」「通院給付金」「特定治療通院給付金」「がん先進医療給付金」「がん先進医療一時金」「死亡保険金」

 特徴的なのは、ライフサポート年金の存在です。アフラックの最新のがん保険にも付いていないような非常に良い保障です。悪性新生物と診断された後、2年目から5年目まで生存していれば年金形式で一時金が受け取れます。「10万×4年=40万円」「25万×4年=100万」「50万×4年=200万円」のいずれかです。給付条件が「生存」していればというのは素晴らしいですね。治療の有無は問いません。抗がん剤やホルモン剤治療保障などはまだ付加されていません。

 また、セカンドオピニオンサービスが付加された「プレミアサポート」が付帯されるようになったのもフォルテからです。

 類似商品として「ご契約者のためのf(フォルテ)」なるものも存在します。新がん保険や21世紀がん保険等の弱い部分を強化できるという契約者専用プランです。

生きるためのがん保険Days

 「フルサポートプラン」「スタンダードプラン」「ベースプラン」の3パターン用意されていたがん保険です。保障内容を確認してみましたが「フルサポートプラン」は最新のがん保険と比較しても遜色ないです。

 保障内容としては、「診断給付金」「入院給付金」「通院給付金」「手術給付金」「放射線治療給付金」「抗がん剤治療給付金」「ライフサポート年金」「再発・長期治療給付金」となっています。特約として「がん先進医療」「所得サポート」「特約コサージュ」「健康支援」「終身(死亡保障)」「入院増額」

 上記は「フルサポートプラン」の保障内容です。手術・放射線・抗がん剤の三大治療すべてが保障されるようになりました。「抗がん剤治療給付金」という名称ですが、ホルモン剤治療も保障対象です。抗がん治療給付金の半額受け取れます。

 こちらも「Daysプラス」といった旧がん保険の保障付け足し用商品が用意されています。

生きるためのがん保険 寄りそうDays

 がんを経験した人専用のがん保険です。がん経験者かつがんの最終治療から5年以上経過している人が加入対象でした。保障内容は「入院給付金」「通院給付金」「手術」「放射線治療」「抗がん剤(ホルモン剤)治療」「がん先進医療」

 過去に経験したがんも保障の対象!保障内容はシンプルです。通常のがん保険とは異なり、診断時の一時金保障はありません。また、通常のがん保険よりも保険料金は割増されています。

新生きるためのがん保険Days

 基本的な保障内容としては「診断給付金」「入院給付金」「通院給付金」「手術給付金」「放射線治療給付金」「抗がん剤治療給付金」特約として「がん先進医療」「女性がん」「診断給付金複数回支払」

 前商品「生きるための がん保険Days」からマイナーアップデートされたがん保険です。当然、前商品と同じく抗がん剤治療給付金の中にホルモン剤治療保障も含まれています。最新のがん保険と比較すると、公的両保険制度対象外の治療に弱い点くらいです。

 契約者専用の付け足し商品「新生きるためのがん保険Daysプラス」も合わせて販売されていました。

生きるためのがん保険Days1

 最近のアフラックはがん保険を2種類販売しています。同時並行でもう一本販売されている「生きるを創るがん保険WINGS」よりも保障内容が手厚いのが特徴です。

 保障内容としては「診断給付金」「特定診断給付金」「入院給付金」「通院給付金」「手術・放射線治療」「抗がん剤・ホルモン剤治療」「緩和療養」「がん特定治療」「診断給付金支払特約」「がん先進医療・患者申出療養」「がん要精検後精密検査保障」「特定保険料払込免除」「外見ケア」「女性がん」

 特約が豊富です!手術・放射線・抗がん剤(ホルモン剤)といった三大治療に加えて、公的医療保険制度対象外の治療も保障する「特定治療保障特約」などなど多種多様な保障を準備しています。上記赤字の「特定診断給付金」には要注意。がんの診断のみでは一時金を受け取れません。

生きるためのがん保険Days1 ALL-in

 「生きるためのがん保険Days1」よりも後に発売された商品ですが既に販売が停止されております。保障内容としては「診断給付金」「入院給付金」「通院給付金」「がん治療保障」「がん先進医療」「診断給付金」「特定診断給付金」「外見ケア」「特定保険料払込免除」

 「がん治療保障」が10年更新のみの点が弱点ですね。更新のたびに料金が上がり続けていくことが予想されます。通常の「Days1」と比較すると保険料金が高いです。下記の「生きるを創るがん保険WINGS」にバージョンアップして諸々改善されました。

生きるを創るがん保険WINGS

 アフラックで一番最近発売されたがん保険です。保障内容は上記の「生きるためのがん保険Days1」とほぼ同じで手厚いです。

 Days1との大きな違いは「手術」「放射線」「抗がん剤(ホルモン剤)」が「治療給付金」にまとまったという点です。オールインと同じく治療保障を「治療給付金」にまとめたため保険料負担が若干減っています。オールインでは治療保障が10年更新でしたが、WINGSでは終身タイプも選択可能となっています。

 アフラックでがん保険の加入を検討する際に「Days1」「WINGS」どちらを選択するのかポイントです。下記参考にしていただければと思います。

まとめ

 昔のがん保険は現代のがん保険に比べると見劣りします。医療事情に合っていないケースが多々あります。入院が短い時代にもかかわらず、入院保障がメインになっている等気になる点は多々あります。

 しかし、保険料は非常に安い!既契約の解約や最新のがん保険への切り替えなどを提案された場合は慎重に検討しましょう。

 アフラックの場合は契約者専用の付け足し用商品が用意されています。昔のがん保険は通院保障に制限が付いていたり、上記の通り保障されないケースもありますからね。抗がん剤・ホルモン剤保障が付加されたのも比較的新しいがん保険からです。あまり知られていないため参考に過去記事を載せておきます。