アフラック徹底分析

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アフラックのがん保険の評判が悪い理由!評価が低い原因を解説

 ダイヤモンドオンラインの「がん保険ランキング2023」という記事を確認したところ、アフラックの最新商品「生きるを創るがん保険WINGS」が最低評価となっていました。数多くあるがん保険の中でまさかのワースト評価・・・。評価したのは保険代理店経営者やFPなど、いわゆる保険のプロのため信頼性は低くありません。アフラック通(自称)の私としては見逃すわけにはいきません。

 何故、保険のプロの評判・評価が著しく悪いのかを分析しました。

アフラックのがん保険の評判・評価が良くない理由

上皮内新生物の保障が少ない

 記事内で触れられていましたが、悪性新生物(一般的ながん)に対して上皮内新生物(軽微ながん)に対する保障が少ないです。例えば、上皮内新生物と診断確定された際に受け取れる一時金は悪性新生物の10分の1です。確かに痛いところを突いてきますね。

 他社のがん保険であれば上皮内新生物も100%満額保障としている商品もあります。昔からですが、アフラックのがん保険は上皮内新生物に対する保障が手薄いのが特徴です。昔のがん保険ですと上皮内新生物は保障対象外という商品もあります。

 上皮内新生物は転移や再発などの可能性が極めて低いため、悪性新生物と比較すると治療費が少なくなるケースが大半です。手術で悪い部分を切除してそれっきりということも多々あります。大きなお金がかかるケースは珍しいです。

 比較的お金がかからない「上皮内新生物」の保障は抑え、お金がかかる「悪性新生物」に対しては手厚く保障!というのがアフラックのスタンスですね。軽微ながんでも手厚く受け取りたいという方にはアフラックのがん保険はおすすめできません。

保険料払い込み免除特約の条件が悪い

 がんになった際に保険料の払い込みが不要になるという特約です。アフラックのがん保険は払い込み免除特約が弱いという指摘を受けていました。あぁ・・・これまた鋭い指摘です。おっしゃる通り、他社に比べて免除条件が厳しいです。

 具体的に言えば、払い込み免除特約を付加しても上皮内新生物では払い込み免除になりません。あくまで悪性新生物に罹患して条件を満たさなくてはいけません。他社のがん保険では、上皮内新生物と診断されれば払い込み免除になるという商品がいくつもあります。

 また、悪性新生物と診断された場合でも診断された時点では即払い込み免除というわけでもありません。悪性新生物と診断確定されたうえに特定の条件を満たさなくてはいけません。特定の条件というのは「入院と特定の通院治療の合算が30日に達した場合」等です。詳しくはWEB約款等を参考にしていただければと思います。 

 正直、免除条件が分かりにくいし複雑です。上皮内新生物では免除にならないにしても、悪性新生物と診断確定されれば即払い込み免除!とならない点は残念な点です。

まとめ

 FPの方々の指摘通り、上記点に関しては他社と比較して劣後していると感じます。また、保険料自体も他社と比較して優位かというとそういうわけでもありません。繰り返しになりますが、痛いところを突いてきたなと感じました。

 過去の記事でメリット・デメリットをまとめているため参考に載せておきます。

 上皮内新生物の保障が少ない点に関しては、気になる方は他社のがん保険を選びましょうとしか言えません。上皮内新生物の保障が少ないのはアフラックの特色です。

 払い込み免除特約は「特約」のため、付加しないという選択ができます。払い込み免除特約は付加すればその分保険料が上がりますからね。保険料の上り幅も大きいです。

 免除の条件が気になるのであれば付加しなければいいだけです。アフラックのがん保険は自由に設計できる「自由設計プラン」というものがあります。払い込み免除を外して一時金保障や入院通院を強化するなどすればいいでしょう。特約が豊富なため他の特約を付加するのもいいでしょう。

 自由設計で色々と組み立てられるのがアフラックのがん保険の良い点です。上記のような評判が悪い理由を知っていれば回避策もあるため是非参考にしていただければと思います。