アフラック徹底分析

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【アフラック】特約MAX(マックス)の保障内容&デメリットを徹底分析!

 アフラックの「特約MAX」の内容を再確認したためまとめていきます!がん保険に付加する医療保障という珍しい特約です。H14年からH25年まで発売されていました。契約件数が多い「新がん保険」「スーパーがん保険」に付加可能な特約ということもあり特約MAXを契約している方も多いと思います。

特約MAXの保障内容

 保障期間は「終身」「定期」の2パターン!

 多くの方が保険期間「終身」で契約しているかと思います。「定期」の場合、「5年」「10年」「80歳」「90歳」のいずれかです。「MAX変更」という手続きで「定期」から「終身」に変更できるケースがあります。また、保障内容に関しては「短期入院追加特則」という特則が付加されているか否かで若干異なります。

疾病・災害入院初期給付金

 病気・ケガの治療目的で継続5日以上の入院をしたときに2万円。「短期入院追加特則なし」の場合の保障です。

疾病・災害入院給付金

 病気(悪性新生物以外)・ケガの際の入院保障です。1日あたり5千円受け取れます。「短期入院追加特則なし」の場合は5日目からの保障。「短期入院追加特則あり」の場合は1日目から保障。

 「短期入院追加特則なし」の場合は5日目からしか入院保障が受け取れません。それを補うのが上記の「疾病・災害入院初期給付金」です。悪性新生物は保障されません。また、ケガの入院保障は90歳まで。

 1入院の限度日数も短期入院追加特則のありなしで若干異なります。ありの場合「64日」「124日」「184日」「1004日」無しの場合「60日」「120日」「180日」「1000日」となっており、契約時に指定した限度日数が適用されます。どちらも通算限度は「1095日」で共通です。プランによっては長期入院にも対応しているのは良いですね!

手術給付金

 病気・ケガの治療目的で所定の手術を受けた際の保障です。手術の種類によって「5万」「10万」「20万」と保障額が変動します。こちらは入院保障と違い、悪性新生物の手術も保障します。

 保障の対象となるのは約款所定「88種類」の手術です。88種類?少ないなと思いがちですが、多くの手術がカバーされています。放射線の照射量によっては放射線治療も保障の対象となっています。健康保険に連動した手術保障ではないという点は注意が必要です。

 放射線に関しては上記でまとめています。かみ砕いて言えば、50グレイ以上の照射を当てた場合に保障を受け取れる可能性があります。

介護一時金

 特約MAXの介護保障をプラスしたバージョンです。「認知症」「寝たきり」で所定の状態になった際に保障。1回限り100万円が受け取れます。所定の状態というのが複雑なため、詳細が気になる場合は約款を参照していただければと思います。

特約MAXのデメリット

定期型に注意

 「終身」タイプではなく「定期」鄭プで契約している場合があるため注意が必要です。「定期」タイプは目先の保険料は安いものの更新があります。また一定の年齢で保障が終わるケースもあります。「終身」タイプで契約している方が多いですが一旦自身の特約MAXの保険期間を確認することをおすすめします。

がん(悪性新生物)の入院保障

 特約MAXはがん(悪性新生物)の入院は保障対象外です。がんの入院の際、がん保険の主契約+特約MAXの保障を両方利用できると思いがちですが、がん保険の入院保障しか受け取ることはできません。

 とはいえ、特約MAXが付加可能な「新がん保険」「スーパーがん保険」は入院保障が手厚いがん保険のため気にする必要はないかもしれませんね。一応注意事項として挙げておきます。

ケガの入院保障

 特約MAXの入院保障は、ケガによる入院の場合は90歳までとなっています。病気による入院は終身です。90歳以上はケガで入院しても保障が使えないため注意が必要です。

手術の保障範囲

 特約MAXの手術保障の適用範囲は約款所定の「88種類」の手術に限定されています。健康保険に連動した手術保障ではないため最新の医療保険と比較すると手術保障の適用範囲は狭く設定されています。この点もかみ砕くと、健康保険連動の手術は約1000種類、約款所定の88種類の手術は500‐600種類程度といった感じです。

 特約MAXの手術保障は最低保障額が入院給付金日額の10倍と高めに設定されています。受け取れる場合は保障額が大きいです。このあたりは良し悪しがありますね。手術が全てが全て保障されるわけではないという点は認識しておく必要があります。

特約MAXは大腸ポリープや白内障手術は保障対象?

 特約MAXは一般的な医療保険の保障と類似しています。手術件数が多い「大腸ポリープ」と「白内障」の手術が保障対象か約款を確認したため記載していきます。

特約MAX約款確認

 アフラックの特約MAXは「対象となる手術」「手術の保障倍率」をWEB約款で確認できるようになっています。というわけで早速白内障の手術から確認してみました。

 約款の手術番号68番に「白内障・水晶体観血手術」というものが存在します。給付倍率2倍。「5万」「10万」「20万」の手術保障であれば「10万」となります。最近の医療保険は日帰り手術の場合、もっと小さな保障となるケースが多いです。特約MAXは手厚いですね。

 次に、大腸ポリープについても確認しました。約款の手術番号87番に「ファイバースコープまたは血管・バスケットカテーテルによる脳・咽頭・腹部臓器手術」というものが存在します。内視鏡での一般的な大腸ポリープの手術であればこちらが該当するでしょう。手術倍率は1倍。上記の中であれば「5万」が該当します。

 WEB約款で確認するのは面倒くさいという方には、更に簡単に手術保障の対象有無が確認できるサービスを紹介します。

ダックの手術検索ツール

 ダックの手術検索ツールというサービスです。アフラックの医療保険や医療特約の契約者の方を対象に保障対象となる手術や給付金額の概算を教えてくれるという便利なサービスです。スマホやPCで登録不要で簡単に利用可能です。

 試しに「特約MAXシリーズ」「白内障」で検索してみました。

「手術名」「対象可否」「給付倍率」「保険金額」

しっかり表示されますね!

特約MAX以外も気になったため確認してみました。

 「EVERシンプル」をはじめとした発売年が比較的直近の医療保険群です。

 こちらもしっかり表示されますね!気になる方は利用規約等、注意事項を確認の上ご自身で確認してみて下さい。

ダックの手術検索ツール

 利用規約にも記載されていますが、上記ツールはあくまで参考値になるという点には注意しておきましょう。白内障や大腸ポリープの手術といっても一つ二つではないですからね。詳細を正確に確認したい場合はアフラックの保険金コンタクトセンターに確認しましょう。

特約MAX21・新健康応援団とは

 「特約MAX」の類似商品として「特約MAX21」という特約があります。特約MAXが「新がん保険」「スーパーがん保険」に付加可能な特約であるのに対して、特約MAX21は「21世紀がん保険」「がん保険フォルテ」に付加可能な特約です。こちらも現在は販売停止されています。

 保障内容はほとんど同じです。主な相違点としては、特約MAX21での入院保障は「上皮内新生物」が保障対象外となっています。21世紀がん保険から上皮内新生物での入院も保障対象となりましたからね。上皮内新生物での入院保障は主契約から受け取ってくださいというスタイルです。

 過去に21世紀がん保険と特約MAX21をパッケージ化して販売していた時期がありました。新健康応援団というのは、21世紀がん保険+特約MAX21をセット販売していた際の総称です。

まとめ

 メリット・デメリットがある特約です。個人的には余分な保障は省いて重要な保障を補える良い特約だと考えています。新がん保険・スーパーがん保険の入院保障の手厚さを考慮して、がん(悪性新生物)の保障を省いているなど合理的です。

 手術の保障も手厚いですね。最新の医療保険と比べると手術の保障範囲は狭いですが、日帰り手術でも保障範囲であれば日額の10倍保障を受け取れる可能性があります。これは強いですね。

 また、新型コロナウイルスでの自宅療養が保障対象だった時代は入院保障を受け取って助かったという人も多かったのではないでしょうか。

 手術の保障範囲が狭い点と放射線治療保障も条件付きである点、先進医療保障などは当然対象外であることを考慮すると、アフラックのEVERシンプルで先進医療特約のみ付加して保障を強化する等良いかもしれませんね。

 EVERシンプルは入院保障を不担保にできるため、保険料を抑えて足りない保障を付加することが可能です。興味ある方は参考にしてみていただければと思います!!