アフラック徹底分析

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【お宝保険】アフラックの新がん保険保障内容まとめ!解約返戻金のピーク時期はいつか

 今回はアフラックの「新がん保険」の保障内容等を再確認したためまとめていきます。発売されていたのが、昭和53年から平成16年までとなっており非常に古い保険です。最近のアフラックがん保険は2‐3年程度で商品改定がありますが、この時代のがん保険は販売期間も長め。契約者数も多いでしょう。古い保険のため弱点も多々ありますが、良い点もあります。契約内容や解約時期によっては大きな解約返戻金を受け取れるため、お宝保険と呼ばれることもあります。

 新がん保険には新がん保険a型と新がん保険b型に分かれます。新がん保険b型と記載がある商品は「スーパーがん保険」を指しています。混同しないように注意しましょう。

新がん保険の保障内容

 新がん保険は個人契約・家族契約どちらかを選択可能な商品でした。家族契約の場合、主たる被保険者は満額保障です。それに対して、家族(配偶者や一定年齢以下の子供)は6割保障となっています。上記図の通りですね。

 保障内容は「入院給付金」「在宅療養給付金」「死亡保険金」「死亡払戻金」の4点です。共通している注意点としては、死亡払戻金以外は「悪性新生物」しか保障対象にならないという点です。上皮内新生物は保障対象外です。アフラックは「がん」「上皮内新生物」は別々というスタンスです。

 まずは、入院給付金から見ていきます。最近の医療保険と同じように入院一日目から保障されます。2.30年前の保険の場合、入院〇日目以上から保障というものが多いですが新がん保険は初日から保障。良いですね。

 保障金額も1口当たり1.5万円と大きいです。家族も1口1万円まで保障。入院治療が主流の時代につくられた保険ということだけあり入院保障は最近の保険よりも手厚い!

 在宅療養保障が付いているのも面白い特徴ですね。入院で対応できなかった場合の緩和ケア保障というイメージでしょうね。ただ、20日以上の長期入院が必要というのは厳しい。昔であればがんで20日間の入院というのは珍しくありませんでしたが、最近は1-2週間以内での退院も多いですからね。ちょっと時代には合っていません。

 死亡保険金と死亡払戻金について。昔のアフラックのがん保険は死亡保障がセットで付加されていました。ただ、この死亡保険については注意点があります。あくまで、「がん(悪性新生物)」で死亡したときに受け取れる保障です。がん(悪性新生物)に罹った後に死亡したとしても死因ががん(悪性新生物)でなければ受け取れません。がんに罹ったが死因はがん以外というの良くある話ですからね。

 死亡払戻金は上記を補うための保障です。がん以外で死亡した際に給付されます。家族契約の場合は、夫婦のうちに後で亡くなった方のみ死亡払戻金の対象となります。夫が亡くなり、その後妻が亡くなった場合は妻の分のみ支給されるという感じです。

 死亡保険金、死亡払戻金共に65歳以上は半額保障となります。亡くなる可能性が高い年齢で保障が半額となるのは厳しい。ただこれも昔のアフラックがん保険の特徴です。

 新がん保険には一般的な病気やケガも含めて保障できる「特約MAX」という特約があります。下記の記事でまとめているため参考にしていただければと思います。※現在は販売停止。

解約返戻金のピーク時期はいつか

 アフラックの新がん保険には解約返戻金というものがあります。最近のアフラックのがん保険は掛け捨てのものが主流ですが、新がん保険は基本的に掛け捨てではありません。払った保険料がそのまま戻ってくるというわけではありませんが、掛け捨てと思って保険料を払っていたのであればあっと驚く解約払戻金額かと思います。新がん保険がお宝保険と言われる所以でもあります。ただピークの時期があるため注意も必要です。

 解約返戻金のピーク時期は「加入した年齢」「加入後の経過年数」などによって異なるため、全員一律で加入後何年で辞めたら最高額の解約返戻金が受け取れると決まっているわけではありません。個々で異なります。

 私が確認した限りでは60歳代が解約返戻金のピークであることが多かったです。加入した年齢が40歳代や50歳代であればピークはもっと後になります。加入して数年はあまり大きな解約返戻金は受け取れません。

 通常、加入年数が長くなれば長くなるほど払う保険料も多くなります。そのため、加入年数が長くなれば長くなるほど解約返戻金も増えるのでは?と考えると思います。ただ、新がん保険の解約返戻金はそうなるわけではありません。一定年齢を超えると解約返戻金は徐々に減っていきます。

 一体いつ解約すれば最大の解約返戻金を受け取れるのか。アフラックの契約者専用サイト「寄りそうネット」に登録していれば、スマホやPCで確認可能です。

 ただ、契約内容によっては確認できないケースもあるようなので電話して確認する方が早いかと思います。アフラックのコールセンターに連絡をすれば簡単に確認してもらえます。現在解約した場合の解約金の金額はもちろんですが、〇〇年後に解約をした場合はいくらか受け取れるのかなど簡単に試算をしてもらえます。契約者本人からの連絡が必要です。証券番号が分かればよりスムーズです。

 新がん保険には個別契約と家族契約がありますが、家族契約で契約している場合の方が解約返戻金額は大きいです。

新がん保険は解約すべきか?継続すべき?

 新がん保険を継続するべきか解約するべきか判断に悩むかと思います。保険料自体は安いため続けるのも一つの選択でしょう。入院保障なども今の保険よりも手厚いです。ただ、保障内容が少なすぎますね。最近の医療事情には合っていません。

 アフラックには「新Daysプラス」という契約者専用の付け足し用商品があるため、新がん保険の良い部分は残しつつ弱点を補うことが可能です。通院保障や手術・放射線・抗がん剤・ホルモン剤保障など弱い部分を補完可能な商品です。公的医療保険制度適用外の治療や特定の遺伝子検査も保障する「特定治療保障特約」も付加可能です。

 また、解約返戻金を受け取りながらアフラックの最新のがん保険に切り替えるというの一つの選択です。解約払戻金がピークの時期に近ければ受け取れる払戻金は大きな金額になります。

 アフラックには「新規契約に伴う条件付き解約」という制度があるため、保障の空白期間を空けずに上手に見直しすることが可能です。何年も保険をかけてきたのに、見直し中にがんに罹ってしまい保障が貰えなかったとなってしまっては目も当てられませんからね。アフラック特有の見直し制度です。

 絶対これが正しい!という方法はないため自身の好みに合ったやり方を選択しましょう。私であればアフラックのコールセンターに連絡をしたうえで、解約返戻金がいくらぐらいあるのか、解約返戻金のピーク時期等を確認します。大きな返戻金を受け取れるのであれば、解約をして最新のがん保険に切り替えてしまうかなと思います。

 何年何十年も保険として保障されつつ解約時期にも大きな金額を受け取れのであれば正に「お宝保険」だと思います。是非確認してみて下さい。