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アフラックの保険を誕生日前契約する方法!責任開始特約・9条撤回について解説

 同じ保障内容であれば、保険料は一円でも安いほうが良いでしょう。特に保険期間が終身の保険の場合は一生涯保険料が変わりません。大抵の生命保険は年齢が低い方が給付金を請求するリスクも低いため、一歳でも若い方が保険料が安くなります。

 基本的には、誕生日が契約日前であれば保険料は誕生日前の年齢での保険料となります。肝心の契約日ですが、保険会社・保険商品・契約内容・申し込み方法等により契約日の設定方法が異なります。今回はアフラックの保険を誕生日前に契約する場合の注意点をまとめていきます。

責任開始期に関する特約とは

 アフラックの保険には「責任開始期に関する特約」というものがあります。簡単に言ってしまえば、契約日を早めて保障を早くするための特約です。この特約を付加した場合、保障開始日は「申し込みと告知が共に完了した日」となり、契約日は「申し込みと告知が共に完了した月の翌月1日」となります。

 具体例を挙げると「申し込みと告知が共に完了した日が12月15日の場合、翌月の1月1日が契約日となる。」といった感じですね。誕生日が12月31日だった場合は、契約日が誕生日後となるため保険料が上がります。逆に誕生日が1月2日であれば、誕生日前契約となり保険料は上がりません。ちなみに、誕生日が1月1日の場合は保険料が上がります・・・。契約日=誕生日になってしまう場合は一ヶ月前に契約しましょう。

 新規申し込みや旧契約からの切り替えなどを行う場合は「責任開始期に関する特約」を付加しての申し込みになるかと思います。基本的には、自ら「付加しない」という選択をしなければ自動的に付加されます。しかし、中には責任開始期に関する特約が付加されていない(付加できない)商品もあります。

 医療保険「EVER PRIME」がん保険「Days1」「WINGS」等、主力商品は責任開始期に関する特約を付加できます。付加できる商品が大半ですが、付加できない商品もあるため下記で挙げておきます。

 アフラックには特約を中途付加できる商品が存在します。「EVER PRIMEプラス」「WINGSプラス」といった商品です。現在の契約は変えずに特約のみ後から中途付加できる便利なシステムです。アフラックの契約者が特約を中途付加する場合は「責任開始期に関する特約」を付加できません。

 この場合、契約日が遅くなります。中途付加時の契約日は「契約者が指定した月の主契約の契約応当日」なります。契約中の主契約の契約日が1月1日だった場合は、〇月1日となります。1月27日だった場合は、〇月27日となります。申込日にもよりますが、〇月の部分は最短でも翌々月になると思ったほうが良いでしょう。

9条撤回とは

 上記の責任開始期に関する特約を付加しても、誕生日の前月までに申し込みをしなければ誕生日前契約とはなりません。「既に誕生日月になってしまったが何としてでも誕生日前契約をしておきたい」という方には9条撤回という特殊な申し込み方法があります。

 「責任開始期の属する月を契約日とする」というチェック項目があるのでそれが該当します。「責任開始期の属する月を契約日とする」という選択にチェックを付けると「告知と申し込みが完了した日」が契約日になります。例を挙げると下記の通りです。

①保険ショップで申し込みをしたケース。誕生日1月15日、告知日・申し込み日(代理店またはアフラックの申込書受領日)が共に1月10日の場合、契約日は1月10日となります。

②通販で申込書を取り寄せて書類を送付したケース。誕生日1月15日、告知日1月10日、代理店またはアフラックの申込書受領日が1月13日の場合、契約日は1月13日となります。

 誕生日前ギリギリの方には便利な申し込み方法ですが「責任開始期の属する月を契約日とする」方法で申し込みをした場合にはデメリットもあります。当月分の保険料も払わなくてはいけません。翌月に2ヶ月分の保険料が請求されます。上記①②のケースで考えると、2月に2ヶ月分の保険料が引かれるといった具合です。通常の申し込みであれば2月の引き落としは1ヶ月分のみですが契約日を早めたために1ヶ月分余分な保険料を払う必要が出てきます。

 保険料を余分に払わないといけないといったデメリットがあるため誕生日前契約以外では使うケースはほぼありません。また、9条撤回ができないケースもあるため詳細はコールセンターに問い合わせをしてから進めることをおすすめします。

書類不備に要注意

 いろいろと書きましたが全てが無に帰してしまう可能性がある書類不備にも気を付けましょう。書類に不備等があり申込書が返送されてしまうと契約日がずれるケースがあります。誕生日前ギリギリの場合は不備がないかを入念に確認したうえで書類を提出したほうが良いでしょう。絶対にミスをしたくないのであれば店舗で契約したほうが良いかもしれません。また、アフラックは書類ではなくオンライン申し込みも対応しているため、抵抗がなければオンライン上で申し込みをするのも一つの手段です。

まとめ

 こう言ってしまっては元も子ありませんが、申し込みは余裕を持って行ったほうが良いでしょう。何かイレギュラーが生じると契約日がずれる可能性がありますからね。とはいえ、誕生日前ギリギリまで検討してから申し込みをするという選択をする方も多いでしょう。是非参考にしていただければと思います。