アフラック徹底分析

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保険契約が謝絶(引受不可)になってしまう理由!アフラックは審査が厳しい?

 がん保険・医療保険・死亡保険・介護保険・休職保険等々。アフラックでは多様な保険の募集をしております。アフラックだけでなく、全ての保険において言えることですが申し込みをしたから必ず契約できるというわけではありません。

 自ら申し込みした場合だけではなく、保険募集人から営業を受けて申し込みした場合も同条件で引き受けの審査があります。今回は、保険契約者が謝絶(引受不可)となってしまう理由アフラックの審査についてまとめていきます。

謝絶(引受不可)の理由

1、健康状態による謝絶

 まずは、健康状態が原因で謝絶になるケース。これが大半を占めます。保険に申し込む場合は過去・現在の健康状態を告知して加入するのが一般的です。保険の中には無選択型といって健康状態の告知は要らないものの料金が割増しされている商品もありますが、保険商品の大半は告知をして申し込みをしなくてはいけません。

 病気ケガでの通院を全くしていない人と複数の病気で治療・経過観察を行っている方では加入できる可能性は大きく異なってきます。

 躁鬱病や統合失調症など精神疾患系の持病があり治療・経過観察などを行っていたり、同じ既往症で毎年入院手術を繰り返している場合などは謝絶となるケースが高いです。

 医療保険を申し込む場合は上記のようなケースは告知必須です。

 また、告知していない傷病でも過去の保険金請求歴から謝絶になるケースもあります。保険会社は過去の保険金請求歴を把握しています。10年前にがん(悪性新生物)を経験、その後3年経過観察の後に完全に診療完了。左記のようなケースにて、告知は不要ではあったが過去に同社で保険金を請求していたため謝絶となるということはあります。審査が通り無事に引き受けとなるケースもあります。あくまで保険会社の判断次第です。

2、職種・職業が原因による謝絶

 アフラックでは医療保険や休職保険などを申し込む場合は職種・職業の告知が必要です。がん保険の場合は、給付金の支払いに影響がないと判断されているため職業告知は不要です。この職種・職業告知による謝絶となるケースも少なからず存在します。

 事務職の方と高所作業の方ではケガをするリスクが大きく異なります。同じ条件で保険を引き受けしてしまうと保険の公平性が保てなくなってしまいます。ケガのリスクが高い職業に就いている方は謝絶リスクも高くなります。

 また、謝絶にはならないが引き受けできる保障内容に制限が付くケースもあります。死亡保障2000万円は引き受けできませんが、1000万円までであれば引き受けます。入院保障2万円では引き受けできませんが、1万円では引き受け可能です。といった感じですね。上記は念頭に置いておいた方が良いかもしれません。

3、タトゥー・生活保護等原因による謝絶

 アフラックをはじめ保険会社はリスクを嫌います。タトゥーがある場合は肝炎等の感染症リスクや暴力団などの反社会的勢力を契約を結んでしまうリスクを嫌い、引き受け不可といった判断を下すことがあります。タトゥーがありますか?といった告知の質問はないため、保険募集人が追加資料として保険会社に状況を提供しての審査となります。

 生活保護受給者も謝絶となるケースが高いです。生活保護だけでなく、過去に差押えや告知義務違反等によって強制解約となった経験がある方も謝絶リスクは高いです。上記の通り、保険会社はリスクを嫌うため引き受け不可の判断となるケースが多いです。

アフラックは審査が厳しい?

 ※「EVER PRIME」から「EVERシンプル」に商品改定されたため下記は古い情報となっています。2023/11更新

 アフラックは他保険会社に比べて医療保険が謝絶になるケースが多いです。そういった意味では審査が厳しいと言えるでしょう。現在、アフラックには緩和型医療保険が存在しません。他社の医療保険は「標準型医療保険」と「緩和型医療保険」が分かれています。

 「標準型医療保険」と「緩和型医療保険」どちらの保険に申し込むかを選択するのが一般的な他社医療保険です。明らかに「標準型医療保険」に加入ができない場合は「緩和型医療保険」に申し込むといった流れになります。

 アフラックの場合、明らかに「標準型医療保険」に加入ができない健康状態であった場合でも、「標準型医療保険」に申し込みをしたうえでの審査となります。他社の緩和型医療保険であれば「はい」「いいえ」のチェックのみで済みますがアフラックの場合は全て告知が必要です。告知しなければいけない項目が10個あった場合でも全て記入して申し込みをしなければいけません。

 告知しなければいけない既往症がいくつあっても全て告知しなければいけない→告知する既往歴が多ければ多いほど謝絶になるリスクも高くなる。といった感じです。

 また、告知する傷病歴が多いほど部位不担保が付く確率も高くなります。例えば、「変形性膝関節症」「白内障」「腰痛」「逆流性食道炎」で治療中だとします。「膝」「目」「腰」「食道」といった部位は一定期間保障できませんよといった審査結果になることがあります。部位不担保の数がアフラックの基準を越えていれば謝絶となるでしょう。何のために保険に加入しているか分からなくなりますからね。

 「標準型医療保険」「緩和型医療保険」が一体になっているメリットも多々ありますが、謝絶リスクも高いのがアフラックの医療保険です。

まとめ

 健康状態による謝絶が謝絶の大半を占めます。審査の基準は保険会社によっても異なります。アフラックでは謝絶になった場合でも他社であれば審査に通るケースもあれば、他社で謝絶となった場合でもアフラックでは審査に通るケースもあります。

 また、アフラックは謝絶になった方に対して、謝絶の理由を教えてもらえるケースが多いです。謝絶になった場合に届く「保険契約引き受け見合わせのお知らせ」には契約審査部の電話番号が記載されているかと思います。そこで詳細を尋ねれば教えてもらえるケースがあります。謝絶理由が気になる場合は問い合わせてみましょう。