アフラックの医療保険・がん保険の歴代各保険商品について、「50グレイ以下の放射線照射でも給付金は受け取れるのか」を確認してみました。非常に便利な世の中でインターネット上で各商品の約款を簡単に確認できたため情報をまとめております。
放射線の照射量関係なく給付金を受け取れない商品
・(初代)がん保険
・新がん保険
・スーパーがん保険、スーパーがん保険Ⅱ型
上記は数十年前に発売されたがん保険となります。非常に古い保険ということもあり、放射線治療に関する保障は付加されていません。がん保険なら放射線治療に関する保障も付加されているだろうと思いがちですが上記商品は対象外です。
50グレイ以下の放射線照射量では給付金を受け取れない商品
・21世紀がん保険
・アフラックのがん保険フォルテ
・ご契約者のためのがん保険フォルテ
・充実PACK
・特約MAX、特約MAX21
・スーパー医療保険
・AFLACの生きるための終身医療保険
・一生いっしょの医療保険EVER
・もらえる頼れる医療保険EVERボーナス
・健康に不安がある人も入りやすい医療保険やさしいEVER
上記については「放射線治療給付金」という項目はありませんが、「手術給付金」の中に放射線治療の保障が含まれています。保険証券を見てみても、「放射線治療給付金」という項目がないため注意が必要です。上記商品の約款を参照すると、「50グレイ以上の照射で施術の開始日から60日に1回を限度とする。」とのこと。
50グレイ以下の放射線照射量でも給付対象の商品
・生きるためのがん保険Days
・生きるためのがん保険Daysプラス
・新 生きるためのがん保険Days
・新 生きるためのがん保険Daysプラス
・生きるためのがん保険Days1
・生きるためのがん保険Days1プラス
・生きるためのがん保険 寄りそう
・「生きる」を創るがん保険WINGS
・「生きる」を創るがん保険WINGSプラス
・もっと頼れる医療保険 新EVER
・ちゃんと応える医療保険 EVER
・健康に不安がある人も入りやすい医療保険 新やさしいEVER
・健康に不安がある人も入りやすい医療保険 もっとやさしいEVER
・ちゃんと応える医療保険 やさしいEVER
・医療保険 EVER Prime
・医療保険 EVER Primeプラス
上記は、比較的最近発売した商品群です。放射線量にかかわらず給付対象となります。当然ですが、放射線保障が付いている「治療給付金」「手術・放射線治療給付金」を外したり、付加せずに加入した場合は受け取れません。
まとめ
アフラックは、医療事情に合わせて保障内容を年々進化させています。この機会に他社で発売中のがん保険も確認してみましたが、多くのがん保険で50グレイの制限が撤廃されています。中には、50グレイの照射条件が撤廃されていない商品もありましたが・・・。
患者の身体の負担を軽くするために照射量を少なくしたが、保障をうけとることができなかった・・・となっては何のため保険なのか分からなくなってしまいます。
この機会に色々と調べてみたところ気になる事例があったため紹介します。
「診断書には、30グレイの照射ではあるが50グレイ相当の効果があると考えられる旨の記載がある。」「他社のがん保険では、同じ約款文言ではあるが給付金が支払われた。」とのことで申し立てを行ったが、事実として50グレイ以下の照射であったため「手術給付金(放射線治療)」は支払われない。となったとのこと。
※参照 「がん手術給付金支払請求」
これから、医療保険・がん保険に加入するのであれば50グレイ以下でも放射線治療の給付金対象になるかは確認したほうが良いでしょう。