アフラック徹底分析

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妊活・妊娠・出産前に入りたい医療保険を本気でリサーチ!忖度無しで徹底評価

 今回は、妊活・妊娠・出産前に医療保険に入るのであればどの商品が良いか、各保険会社の商品をリサーチをして本気で考えてみました。私は男性ですが、家族、友人等に勧めるのであれば〇〇生命の○○保険!!と自信を持って勧めることができる商品を挙げています。このブログではアフラックの保険の話題をメインに取り扱っていますが、今回は忖度一切なしで選択しています。

 晩婚化の影響で不妊治療を受ける方が多くなりましたね。国の施策もあり、不妊治療の保険適用範囲が広がり自己負担額が抑えられるようになりました。しかし、当然ながら自己負担額がゼロになるわけでありません。治療が長引けば長引くほどお金がかかります。

 また、妊娠から出産前後の女性は保険金を請求する方が多いです。通常、妊娠に伴う入院は民間の医療保険の保障対象外ですが「切迫早産」「帝王切開」等の異常分娩があった場合は多くの保険会社が「入院給付金」「手術給付金」の保障対象としています。

 まず前提条件として、現在「不妊治療中」「妊娠中」の方には参考にならないかと思います。「不妊治療中」「妊娠中」に保険に入る場合、基本的には「告知」が必要です。現在の状況を保険会社に伝えたうえで申し込みという流れになります。

 保険の公平性を保つため、「不妊治療中」「妊娠中」に保険に申し込みをした場合は一定期間保障対象外となるケースがほとんどです。「部位不担保」「疾病不担保」と言われます。妊娠中に医療保険の申し込みをして「部位不担保」が付いたとしましょう。その後、帝王切開で手術をしたとしても保障が受け取れません。不妊治療中に申し込みをした場合も同様です。部位不担保が付加されている場合、通常であれば保障が受け取れる不妊治療を受けたとしても保障対象外となります。

 現在「不妊治療」「妊娠中」の方を対象とした商品もあるため、別の記事でまとめてみようと思います。今回は、あくまで将来的に妊娠・出産を考えている妊活前の女性におすすめの医療保険というコンセプトで記事をまとめています。

厳選医療保険2選

 リサーチをした保険会社は、アクサ生命、アクサ生命ダイレクト、アフラック、朝日生命、SBI生命、FWD生命、オリックス生命、SONPOひまわり生命、チューリッヒ生命、T&Dフィナンシャル生命、東京海上日動あんしん生命、なないろ生命、ネオファースト生命、はなさく生命、三井住友あいおい生命、メットライフ生命、メディケア生命、ライフネット生命、太陽生命となります。医療保険が強い主力保険会社はほぼ抑えてあるかと思います。

チューリッヒ生命 プレミアムZ Lady

 各保険会社の主力医療保険を、「妊活前の女性が入るのであれば」という視点で確認し試算していきました。迷わずランクインさせるべきだと判断したのがチューリッヒ生命の「プレミアムZ Lady」です。チューリッヒの主力医療保険「プレミアムZ」の女性専用プランです。

 まず、何より主契約部分の料金が安いですね。女性におすすめというより、そもそもの商品力が強いです。コストパフォーマンスの良さに目を引かれます。

 私が重要視しているのが手術保障です。将来的な不妊治療、切迫早産、帝王切開などの際に保障が手厚く受け取れるかが重要です。「外来手術は入院給付金の5倍」「入院中手術は入院給付金の10倍」を保障と設定している保険会社が多いですね。「重大手術は入院給付金の20倍」等と手厚く設定している保険会社も見受けられます。

 今回の条件であれば、特定の条件でないと受け取れない重大手術の保障は不要と考えました。重大手術で大きな金額を受け取れるように設定すると保険料が高くなります。重要なのは「外来手術」「入院手術」に対する一般的な保障です。

 「プレミアムZ Lady」の場合「外来手術5倍、入院手術20倍」の設定が可能です。外来手術は標準的な保障ですが入院中手術が手厚いのがgood!!

 手術保障以上に重要視しているのは「女性疾病保障特約」です。女性特有の病気の際に保障を上乗せしますよといった保障です。一般的には女性特有の疾病で入院をした際に「主契約の入院保障と同額を保障」といったタイプが多いですね。例えば、入院給付金が5千円であれば女性疾病入院保障と合わせて1万円保障みたいな感じですね。「プレミアムZ Lady」の場合も女性疾病入院保障は「主契約の入院日額と同額まで設定可能」です。

 また、「女性疾病入院保障」の中に手術の保障が含まれているか、手術の保障内容はどのように規定されているかも重要です。「プレミアムZ Lady」の女性疾病保障は「女性総合疾病特約」という名称です。この中に「女性総合疾病手術給付金」という保障が含まれています。手術の内容によって「女性総合疾病入院給付金」に下記の倍率をかけた保障が受け取れます。「① 乳房手術→50倍」「② 子宮摘出術→50倍」「③ 卵巣摘出術→50倍」「④ ②③以外の子宮または子宮附属器に分類される手術→10倍」「⑤ ①の乳房手術を受けたことによる所定の乳房再建術→100倍」「⑥所定の女性総合疾病の治療を目的で入院中に主契約の手術給付金の支払い事由に該当する手術を受けたとき→5倍」

※「プレミアムZ Lady 」ご契約のしおり・約款参照。

 上記①②③⑤は一般的な内容かと思います。保障額は違いますが、同様の保障内容の保険は何商品も確認できます。今回の特約の強みは④⑥です。女性特定手術の中で、上記④⑥のような保障を付加している商品は多くありません。素晴らしい特約ですね。

 「プレミアムZ Lady 」の「女性総合疾病入院給付金」には更に2つのオプションがあります。1つは「女性総合疾病入院一時金」です。女性特有の病気で入院したらちょっとした一時金を支払いますよーといった保障ですね。シンプルです。

 もう一つが「特定不妊治療支援給付金」「出産祝金」「女性無事故給付金」がまとまった内容の保障です。

 「特定不妊治療支援給付金」は特定の不妊治療を受けた際に一度限りの一時金を受け取れます。24ヶ月の免責期間有り。入ってすぐに受け取れるわけではありません。

 「出産祝金」は流産・死産を除いた出産時に受け取れる一時金です。正常分娩の場合、通常入院給付金や手術給付金は受け取れません。「出産祝金」は正常分娩の時の祝い金といった内容ですね。1年間の免責期間有り。

 「女性無事故給付金」は10年毎の祝い金です。最大で「女性総合疾病入院給付金×10倍」の金額が受け取れます。ただ保障を受け取っていると差し引かれて支給されます。10年の間で受け取った給付金額次第では祝い金がゼロになるケースもあります。

 「女性疾病一時金」のみを付加するか、「女性疾病一時金」+「特定不妊治療支援金」「出産祝金」「女性無事故給付金」を全て付加するか、左記全て付加しないかの三択です。ここら辺は予算に合わせて選ぶのがいいでしょうね。

 最後に重視したのが先進医療です。不妊治療でよく聞くのが「タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養」でしょうか。以前にアフラックの記事でもまとめましたが先進医療内に不妊治療を目的としたものが多いです。

 将来的に妊活を考えているのであれば、万が一、不妊治療で先進医療を使うことになった際の保障は必須と考えています。「プレミアムZ Lady 」は先進医療も強いです。

 まず、先進医療でかかった技術料と同額保障+最大15万円の一時金保障。一時金がない先進医療保障もありますが、この商品は一時金もしっかり保障。今回のテーマ的に一時金があるのは大きいです。また、「保険期間:終身」のため途中で保険料が上がりません。更新型の先進医療保障も多い中で終身タイプの先進医療を持てるのは良いですね。おまけで患者申出療養もセット。今回のテーマでは患者申出療養は気にする必要はないかもしれませんが無いよりはあったほうがいい保障です。

ネオファースト生命 ネオdeいりょう レディースプラン

 今回の条件の場合、「プレミアムZ Lady 」と双璧をなすのがネオファースト生命の「ネオdeいりょう レディースプラン」と考えています。

 この商品は健康状態によって料金が割安になる「健康保険料率」というものがあります。条件としては、①所定の所定の入院歴がないこと(5年以内の特定の傷病での入院)②過去一年以内にタバコを吸っていない。または、BMIが18以上27未満。

 上記の①②を満たすと保険料が安くなります。今回は、健康保険料率が適用される場合を想定して選択をしています。ちなみに、所定の入院歴というのは下記画像の通りです。

※ネオファースト生命 公式HPから引用

 まずは、手術保障から見ていきます。「ネオdeいりょう」は手術保障が細かく設定可能です。「外来手術10倍」「入院手術40倍」といったプランも設計可能。入院手術40倍の設定だと保険料が高くなってしまうので、私であれば「外来手術10倍」「入院手術20倍」といった感じで設定しますかね。外来手術を手厚くできるのは素晴らしいですね。ここら辺の自由度の高さは「プレミアムZ Lady 」より優れています。

 次に、「女性疾病保障特約」について。「ネオdeいりょう」の優れている点は基本入院保障よりも手厚く女性疾病入院保障を設定できる点です。例えば、基本入院日額5千円で設定。女性疾病入院保障を1万円に設定という女性疾病を手厚くしたプランが組み立てられます。女性疾病に特化させられるのが良いですね。

 「女性疾病保障特約」の「女性特定手術・乳房再建保障特則」について。まず、最初に基準給付額を10万‐200万の間で設定します。

 「①乳房再建術は基準金額の100%保障」

 「②乳がんによる手術。乳房乳房切除術は基準金額の30%保障(左記を除いた、乳がん治療のための公的医療保険制度対象となる乳房にかかわる手術は基準給付金額の10%)」

 「③子宮の手術。子宮(体部全体)摘出術は基準金額の30%保障(左記を除いた、入院中に受けた公的医療保険の給付対象となる手術は基準給付金額の10%)」

 「④卵巣・卵管の手術。卵巣(片側全体または両側全体)摘出術は基準給付額の30%保障(左記を除いた、入院中に受けた公的医療保険の給付対象となる手術は基準給付金額の10%))」

 「乳房再建手術」「乳房切除術」「子宮摘出術」「卵巣摘出術」といったコアの保障4点だけでなく、その他の特定女性疾病もカバーしています。他社の医療保険よりも女性疾病の保障は手厚いと言えるでしょう。ただ大きなネックも一点。「子宮の手術」「卵巣・卵管の手術」は産科手術を除きます。つまり帝王切開などは対象外です。この点は理解して保障を付加する必要があります。

 最後に先進医療特約について。ネオでいりょうの先進医療保障は患者申出療養給付金も付加されており、「かかった技術料と同額保障。支払限度2000万円」までとなっています。この点はプレミアムゼットと同様。ただこちらの先進医療保障は10年更新タイプであり、技術料と別枠の一時金は付加されていません。些細な違いといえば些細な違いですが若干気になるポイントです。

 ネオファースト生命が非常に親切だなと感じた点も挙げておきます。公式HP内の良くある質問の中で「不妊治療のための入院・手術は、給付金の支払い対象ですか?」という質問がありました。具体的な不妊治療の内容を載せており、給付対象内か対象外かを分かりやすく記載しています。一部の不妊治療は「女性特定手術・乳房再建保障特則」の給付対象にも含まれています。このあたりを明確にしてくれるのは非常に好感がもてますね。

まとめ

 私が大事な人に勧めるのであれば「プレミアムZ Lady」「ネオdeいりょう」のどちらかを選択します。どちらの医療保険も将来に渡って継続保有しても問題ないコスパに優れた医療保険だとも感じています。また、他の保険会社の商品を細かくリサーチする中で上記以外にも気になる保険会社・保険商品もありました。

 例えば、FWD生命のFWD医療という商品です。旧富士生命が社名変更をしてFWDとなっています。保険料が安く保障内容も手厚い。こちらも「ネオdeいりょう」と同じく「健康優良体保険料率」があり、該当すればグッと保険料が安くなります。ただ、ちょっと基準が厳しいと感じました。年齢による制限もあります。最低保険料なども若干高めに定められている点も気になりました。女性疾病保障特約にも気になる点があったため、今回は除外しています。しかし、商品力が強いというの間違いありません。私自身が医療保険を契約すると仮定したのであれば、間違いなく候補に入れる商品です。

 なないろ生命の「なないろメディカル礎」も良いなと感じました。保険に詳しくない方だと聞き覚えがない方と思いますが「朝日生命」のグループ会社です。こちらは、女性疾病に関する特約が無かったので除外しましたが、私自身が医療保険を契約すると仮定すれば、間違いなく候補に入れる商品でした。

 医療保険といっても各社特徴があって面白いですね。自身の好みによってもランクインする商品は変わってくると思います。商品の詳細が気になる場合は各社HPから商品詳細やWEB約款等を確認してみて下さい。