アフラック徹底分析

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【アフラック】生きるためのがん保険Days1プラスのメリット・デメリット

 今回は、「生きるためのがん保険Days1プラス」を評価します。アフラックのがん保険契約者の方限定で保障の追加ができる契約者限定の保険となっています。旧がん保険の弱い部分を効率良く強化できる保険です。

さすが、がん保険のパイオニア!

 記事作成のため改めて商品内容を確認しましたがとてもいい商品です。昔からのがん保障の良い部分は残しつつ最新の医療事情に合わせて保障をパワーアップ可能です。

 「Days1」「Days1プラス」は全くの別物です。Days1については上記記事でメリット&デメリットをまとめています。

Days1プラスの特徴

 アフラックでがん保険を契約していない場合は契約できません。あくまで契約者専用の保障付け足し用商品となります。

 この商品は、以前からアフラックでガン保険を契約している方に対して保障の弱い部分を重点的に強化ができるというコンセプトで販売されています。

 古いがん保険を解約して新しいがん保険に切り替えるという方法もありますが、古いがん保険には古いがん保険なりに良い部分があります。

2.30年以上前に契約していれば保険料も安いです。

 切り替え・付け足しでそれぞれメリット・デメリットがあります。

 Days1プラスは古いがん保険は保険料も安いし解約するのは勿体ない・・・」といった方には非常に適した商品です。

 基本的には、既契約と予算に合わせて選べるように3つのプランor自由設計でプランを組み立てることができるようになっています。

 まず、通院給付金、抗がん剤・ホルモン剤治療給付金、手術・放射線治療給付金(プランによっては取り外し可能)は基本保障として自動的に付加されます。

 上記に加えて、診断給付金、特定診断給付金、がん先進医療・患者申出療養特約、診断給付金複数回支払特約、女性がん特約、外見ケア特約、緩和療養特約、がん要精検後精密検査保障特約を必要に応じて追加するといった商品になっています。

一時金だけ欲しい!

緩和療養の保障だけ欲しい!!

という場合でも、通院+抗がん剤・ホルモン剤は必須で付加されます。

 この保険の最大の長所は、古いがん保険の弱い部分のみ効果的に強化できる点です。

 例えば、1978年発売の「新がん保険」には入院給付金、在宅療養給付金、死亡保障の3点しか保障が付いていません。

 また、1990年発売の「スーパーがん保険」には「新がん保険」の保障内容に加えて診断給付金・通院給付金が付加されていますが、65歳以降保障が半分に減額されるケースがあります。Days1プラスでは弱い保障のみ上手に強化できます。

 2000年発売の「21世紀がん保険」、2008年発売の「がん保険フォルテ」には、抗がん剤・ホルモン剤治療給付金は付いていません。通院保障、放射線保障に関しても、最新のがん保険と比較すると劣る内容になっています。Days1プラスで、通院保障、手術・放射線保障、抗がん剤・ホルモン剤保障を強化すれば最新のがん保険に近い内容に強化されます。

Days1プラスのデメリット(注意点)

家族契約不可

「新がん保険」「スーパーがん保険」など昔のがん保険には家族契約というものがありましたが、Days1プラスでは家族契約の取り扱いはありません。既契約が家族契約であった場合でも、Days1プラスを契約する場合には夫婦で1証券ずつ契約する必要があります。個人で契約する場合は気にする必要はありません。

10年更新の保障に注意

 抗がん剤・ホルモン剤保障、がん先進医療特約、女性がん特約、外見ケア特約に関しては、10年更新となっております。10年毎に料金が変動するという点には注意しなくてはいけません。

 先進医療、女性がん、外見ケアに関しては元々の保険料が高くないため、それほど気にする必要はありませんが抗がん剤・ホルモン剤保障に関しては保険料に占める割合が大きめです。更新型ということを念頭に置いておく必要があります。

 とはいえ、Day1プラスにおける抗がん剤・ホルモン剤保障は契約後の取り外しが可能です。更新時に思っていたよりも料金が高くなったなと感じた場合は料金を調整するという手段が取れます。

健康状態によっては契約不可

 アフラックのがん保険の契約者だからといって無条件で契約できるわけではありません。通常のがん保険と同様に審査があるため、健康状態によっては謝絶となってしまいます。また、健康状態によっては「特別保険料率に関する特則」というものが付加されて割増料金での契約となります。

 特別保険料率に関する特則とは、「慢性腎不全」「肝硬変」など従来は引き受けできなかった既往症がある方でも割増料金で引き受ける可能性がありますよといった特則です。

※特別保険料率に関する特則を付加した場合でも引き受けできないケースもあり

 上記に関してはデメリットというよりはメリットとして考えられますね。

まとめ

 冒頭でも述べましたが、とても良い商品だと思います。古くからのアフラック契約者のことを考えて設計されています。

 がん保険を新規で一本契約するよりはお手軽な保険料で追加ができる商品のため、アフラックのがん保険の見直しを考えている場合は検討材料の一つとして見ておいたほうが良いでしょう。

 フォルテ、Days、新Daysなど比較的最近のがん保険を契約している場合は、Days1プラスで付け足しするよりも条件付き解約で最新のがん保険に切り替えたほうが良いケースも多々あります。

 がん保険を見直しする場合は双方のメリット・デメリットを理解したうえで検討しましょう!