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【アフラック】がん保険「WINGS」「オールイン」の違い!デメリットが大幅改善

 今回は、「生きるためのがん保険All-in(オールイン)」と「「生きる」を創るがん保険WINGS」の違いを徹底分析しました。

 オールインが発売されたのが2020年3月23日。WINGSの発売日は2022年8月22日。早々に内容を変更して新商品を投入しております。オールインの売れ行きが良くなかったのではないかと推測しています。

 正直なところ、「オールイン」は料金内容共に魅力を感じませんでしたが「WINGS」に関しては大幅に内容が改善されて良い商品へと変貌しました。

WINGSとオールインの違い

 大きな違いは「がん治療保障特約の改善」「先進医療保障特約の改定」「精密検査保障・特定治療保障の追加」「がん経験者保険料率の追加」の4点です。それぞれ違いをまとめていきます。

がん治療保障特約が大幅改善

 一番大きな改善点です。がん治療保障特約(治療給付金)が大幅アップデートされました。

 まず、オールインの治療給付金は「10年更新型」だったため、10年毎に保険料が上がってしまうリスクがありました。WINGSからは「保険期間:終身」「保険期間:10年」のどちらかを選択できるようになり、好みに合わせて設計できるようになりました。終身保障で一生涯保険料が上がらない方が良いのであれば「保険期間:終身」を選択。加入時の保険料を少しでも安くしたいのであれば「保険期間:10年」を選択すれば良し。

※10年更新は年齢により一定年齢以上は選択不可。

 また、手術・放射線治療についても改良されています。オールインの手術・放射線保障には支払限度がありましたが、WINGSでは支払い限度「無制限」に変更されています。地味ですが大きな変更点です。治療が長引いたときに保障が切れるリスクを抑えられます。

 治療給付金の料率も改訂されて安くなっています。簡単に言ってしまえば、オールインの治療給付金よりもWINGSの治療給付金の方が料金が安いケースが多いです。通常、「10年更新」と「終身」であれば「10年更新」の方が保険料は安いです。しかし、オールインの治療給付金「10年更新」とWINGSの治療給付金「終身」を比較すると、WINGSの治療給付金「終身」の方が安いというケースもありました。「10年更新」同士で比較するとWINGSの方が優位に安いです。

 料金内容共に大幅アップデートされていますが、一点デメリットもあります。ホルモン剤治療の保障が引き下げられています。治療給付金が10万円の場合、ホルモン剤治療を受けた場合の保障額は5万円といった感じですね。とはいえ、左記デメリットを考慮してもメリットの方が明らかに大きいと感じます。

先進医療保障の改定

 オールインの先進医療は「がん先進医療特約」ですが、WINGSの先進医療は「がん先進医療・患者申出療養特約」という内容に改良されています。聞き慣れない言葉ですが、保険診療対象外の保障が拡充されたと考えておけばいい。大きなリスクに対して低額な保険料で備えられるのは良いですね。

 患者申し出療養に関しては上記記事でもまとめているため気になる方は参考にしていただければと思います。

新たな特約が追加

 「がん要精検後精密検査保障特約」「がん特定治療保障特約」という特約が新設されました。要精検後精密検査保障については、保障額が小さい+内容が若干複雑なため賛否ありそうですが特定治療保障は非常に良い保障です。大きなリスクに対して大きく備えることができる良い特約です。

上記記事でも詳細をまとめています。

がん経験者保険料率の新設

 オールインではがん経験者は加入できませんでしたが、WINGSではがん経験者でも告知に該当しなければ申し込み可能となっています。当然の如く、料金は割増となりますが、がん経験者でも最新のがん保険に加入できる可能性があるというのはニーズがありそうです。

まとめ

 オールインに関しては他社がん保険と比較すると競争力が弱いと言わざるを得ない内容でしたが、WINGSに関しては、弱みが改善されて良いがん保険にバージョンアップしました。何よりも「治療保障特約」のアップデートが大きいですね。オールインの加入者はWINGSへの見直しを考えてみると良いかもしれません。

 WINGSには自由設計プランというものがあります。「がん一時金を重視ししたい」という場合は、入院通院を減額してがん一時金を増額したプランで設計。「治療費の保障を重視したい」という場合は、一時金を減らして治療保障を増額したプランで設計。等々好みのプランに組み立てることができます。

 アフラックの保険を見直しする場合は、優秀なファイナンシャルプランナーに相談したうえで見直しすることをお勧めします。